こんにちは!かいけつマクロです。
皆さん、お仕事などされていると、こんなことありませんか?
- あの資料使いたいんだけど、どこやったっけ?
- 確か、このフォルダのどこかに保存したはずなんだけど、サブフォルダが多すぎて、いちいち全部見てられないよ!
一応、Windowsの場合、こんな感じで、ファイル検索用の機能も用意されてはいます。(エクスプローラの機能を利用した検索方法ですね。)
ただ、フォルダ階層が複雑であればあるほど、とても時間がかかることから、結局ファイルが見つかる前に、エクスプローラーを閉じてしまった、そんな経験をしたことがある方もいらっしゃると思います。(私自身もそうです。)
そこで、今回は、どこかに行ってしまったファイルを、少しでも簡単、かつ、効率的に見つけ出す方法を解説していきます。皆さんの、「日常のちょっとしたイライラ」が、軽減されることを期待しています!!
ちなみに、、、
こちらの方法は、私自身もよく使っていて、メチャメチャ助かってます!
それより、そもそもファイルをなくさないように、
ちゃんと管理しておけよ!
・・・はい、おっしゃる通りです。気を付けます。。。
それでは、気を取り直して、張り切ってまいりましょう!
コマンドプロンプトを利用する
今回は、ズバリ、最初に結論です。ファイル検索を、超時短でやる方法、それは、
「コマンドプロンプト」を利用すること
です。
・・・と聞いて、こう思った方も多いはず。
- コマンドプロンプトって、あの黒い画面で文字いっぱいの、わけわからんヤツだよね?
- 「コマンドプロンプト」って、何それ、おいし(ry
安心してください。「コマンドプロンプト」は、全然難しいものではありません。むしろ、業務の効率を飛躍的に向上してくれる、素晴らしいツールです。それでは、一緒に見ていきましょう!
それでは、まず、コマンドプロンプトを開きます。Windows10をご利用の方であれば、左下に検索窓があると思うので、そこに「cmd」と入力します。「コマンドプロンプト」が候補として検索されるので、それをクリックしてください。
すると、こんな感じの画面が開きましたか?
うげー、やっぱり、
黒い画面で文字がいっぱいの、わけわからんヤツじゃん!
という方、大丈夫、しっかり解説していくので、少し我慢して、次に進んでみましょう。
コマンドを発行する
さて、コマンドプロンプトを開くことができたので、次はいよいよ、コマンドプロンプトを使って、コマンド(命令)を発行していきます。
発行するコマンドは、たったの2つです。
- cd…フォルダを移動する
- dir…ファイルの一覧を表示・出力する
それぞれ、次の章で具体的に見ていきましょう。
なお、次の章からは、コマンドの解説になります。どんなコマンドを発行するかだけ分かればいいよ、という方は、一番下の本日の学びポイントまで飛んでください。
cd(フォルダを移動する)
「cd」は、「Change Directory」の略で、「フォルダを移動する」ためのコマンドです。実際に、コマンドを発行して、動きを見てみましょう。
恐らく、こういう表示になっていると思います。この、「>」より左側の部分を「カレントディレクトリ」と言います。コマンドプロンプトが作業するための作業スペース、と思ってください。
そしたら、このカレントディレクトリを変更していきます。以下の通り、コマンドプロンプトに入力していきましょう。
cd 移動したいフォルダ
移動したいフォルダの入力の際は、フォルダ名をどこかからコピーしてきて、コマンドプロンプト上で「Ctrl+v(もしくは右クリック)」すれば、簡単に貼り付けられます!また、「cd」と「移動したいフォルダ」の間には、半角スペースが必要なので、注意してください。
例えば、デスクトップをカレントディレクトリとしたい場合、こんな感じになります。
入力完了したら、「Enter」を押してみてください。どうですか?カレントディレクトリ変わりましたか??
これで、「cd」は完了です。
dir(ファイルの一覧を出力する)
続いて、「dir」コマンドを利用して、実際に、ファイルの一覧を出力していきます。以下の通り、コマンドプロンプトに入力していきましょう。
dir /a-d/s/b ファイルの一覧を取得したいフォルダ名 > ファイルリスト.txt
な、なんじゃこりゃー!複雑すぎて、ぜんっっっぜん、わけわからん
・・・ですよね(;・∀・)
でも、安心してください。1つ1つ見ていけば、それぞれは大したことをやっていないので、簡単に理解できるはずです。
なお、以降の解説は、例として、こちらの「samplefolder」を使います。ダウンロードボタンで適当な場所にダウンロードし、解凍まで完了したら次に進みましょう。(解説では、デスクトップにダウンロードして進めていきます。)
サンプルフォルダの構成は、こうなっています。(ちょっと複雑にしすぎましたかね・・・)
フォルダ・ファイルの情報を表示する
さて、まずは、こちらのコマンドをコマンドプロンプトに入力してみましょう。
dir ファイルの一覧を取得したいフォルダ名
今回の場合だと、「ファイルの一覧を取得したいフォルダ名」は、「C:\~~~\Desktop\サンプルフォルダ」になります。
ここで「Enter」を押すと、こんな感じになりましたか?
何が起きたかというと、「サンプルフォルダ直下の、フォルダとファイルの情報が表示された」ということになります。
今回、「サンプルフォルダ」のすぐ下には、以下の4つがありました。
- folderA
- folderB
- folderC
- file1.txt
これら4つのフォルダ・ファイルの情報が、dirコマンドで取得できたということになります。
・・・でも、ちょっと待ってください。皆さんこう思いませんか?
- 私たちが探しているのは、ファイルであって、フォルダは不要(というか、むしろ邪魔)
- 「サンプルフォルダ」の直下だけじゃなくて、さらにその下の、さらにその下の、、、というところまで、全て検索したい
それを実現する方法が、実はあるんです!それを「オプション」といいます。
オプションを指定する
前の章で見たように、ただdirコマンドを発行するだけでは、出力のされ方が非常に使いづらいものになってしまうため、「オプション」を指定します。コマンドプロンプトの世界では、「オプション」は「/(スラッシュ)」から始めるキーワードで記述します。
今回の場合でいうと、「/a-d/s/b」の部分です。実際に、前の章で作ったコマンドに、オプションを追加して実行してみましょう。
dir /a-d/s/b ファイルの一覧を取得したいフォルダ名
すると、こんな感じになりましたかね?
見てください!ファイルのみで、さらに、サブフォルダ配下も含めて、全て出力されています!!
また、ファイルのパスもわかるので、これならどこに探していたファイルがあるか、一目瞭然です。
それでは、各オプションで何をやっているか見ていきま・・・
といきたいのですが、実は、オプションにはメチャメチャ種類があり、その紹介だけで1本ブログが書けそうなので、今回は割愛させてください。。
そこはちゃんと解説しないの?!
という声が多ければ、別途やりたいと思うので、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです(‘ω’)ノ
さて、これまでで、ファイルの一覧を作成することはできたのですが、コマンドプロンプト上に表示されたままだと、「Ctrl+F」のような検索もできないし、ちょっと使い勝手が悪いですよね。
そこで、dirコマンドの結果をテキストに出力して、簡単に検索できるようにしていこうと思います。
出力形式を指定する
dirコマンドの結果をテキストに出力するには、後ろに、「>」で出力先を指定してあげればよいです。
dir /a-d/s/b ファイルの一覧を取得したいフォルダ名 > ファイルリスト.txt
今回の例でいうと、こんな感じ。
ここで、「Enter」を押すと、
あれ?何も起こらないじゃん!
もしかして、しくった??
と思われた方、ご安心を。カレントディレクトリ(今回は、デスクトップ)を見ると、「ファイルリスト.txt」というファイルがあるはずなので、そのファイルを開いてみましょう。前の章でコマンドプロンプトに表示されていたものと、全く同じものが出力されているはずです。
これなら、「Ctrl+F」等で簡単に検索できますね!
ファイルの探し方を学んで
ここまで、なくしたファイルを超効率的に探す方法を見てきましたが、皆さんいかがでしたか?
正直なところ、
コマンドが複雑すぎて覚えらんないよー
という方が多いのではないかと思います。私も最初は、
あれ?なんていうコマンドだっけ?あとオプションは?
という感じで、毎回毎回調べていたのですが、何度もファイルをなくし(コラ!)、実践していくうちに、自然と何も見なくてもコマンドを叩けるようになりました。
なので、
この方法、結構使えるかも!
と思っていただいた方は、とにかくコマンドを何度も何度も叩く練習をして、体に染みつけていきましょう!
今回もお疲れ様でした。次回以降も、ぜひ、読んで・実践していきましょう!
それでは!
コメント